国際結婚の場合、子供が生まれると基本的には双方の国への出生届が必要です。
今回は日本在住で、オランダ人と結婚した私ゆいが、
子供が生まれたときに行うオランダ側への出生届について解説します!
オランダへの出生届は日本の出生届前に行う!
まず出生届の順番ですが、オランダ側への出生届先行して行います。
(在日オランダ大使館に問い合わせてそう言われました。)
理由としてはオランダでは通常ミドルネームを付けるのですが、先に日本で登録を済ませてしまうと、日本での名前でしか(ミドルネームなし)オランダ側でも登録できなくなってしまうからだそうです。
同様に夫婦別姓で日本側では日本人の名字を子供につける場合で、かつオランダ側ではオランダ人の名字で子供の名前を登録したい場合、日本で先に出生届を出すと、オランダでも必ず日本人の名字になってしまうのだそうです。(オランダ人の名字をつけられない)
ちなみに日本の出生届は生まれた日を含めて14日以内に行わなければいかないため、
それよりも前にオランダへの出生届を行わなければなりません。
ですので子供が生まれてから結構バタバタします。
オランダ大使館へ連絡を取る
事前にオランダ大使館の問い合わせから、子供が生まれる事、出生届を提出したい旨を連絡しましょう。
私たちの場合、問い合わせ後、大使館からメールで手続きの指示をもらいました。
その後も手続きは全てメールで完結しました。
届出に必要な書類
オランダ側での出生届で必要な書類は以下の通りです。
- 日本人の戸籍謄本
- 出生証明書
- 両親のパスポートのコピー
日本人の戸籍謄本
6か月以内に発行された日本人の戸籍謄本が必要です。
戸籍謄本には
- アポスティーユ印
- オランダ政府公式翻訳官によるオランダ語への翻訳
が必要です。
アポスティーユ印の申請方法は外務省のホームページを参照してください。
申請書を記入し郵送するか、直接窓口へ持っていきます。
オランダ政府公式翻訳官はオランダ政府のページから確認することができます。
※入力方法
I want to search on →「Laungage」
I seek a(n) →「Translator」
Sourse langage→「Japanese」
Target langage→「Dutch」を入力します!
検索すると公式翻訳官の方の一覧が出てくるので、どなたかに連絡を取ります。
この戸籍謄本の取得+アポスティーユ&翻訳依頼は
出産予定日約一か月前に先行して行いました。
生まれてから手続きをしようとするとかなりバタバタするので、
先にできる手続きは進めておくことをおすすめします。
出生証明書
出生証明書は英語発行のものであれば、そのまま大使館へ提出できます。
しかし日本語でしか発行してくれない場合、前述の戸籍謄本と同じく、
オランダ政府公式翻訳官によるオランダ語の翻訳が必要となります。
英語で発行可能かどうか、事前に出産予定の病院へ確認をしておきましょう。
私が出産した病院は大きな総合病院でしたが、出生届は日本語のものしかもらえませんでした。
日本語での発行の場合、出生証明書が病院で発行されたらすぐに翻訳官へ送り、
オランダ語の翻訳を作成してもらいましょう。
ちなみに私の出産した病院では出産後2日後に出生証明書をもらいました。
夫が外国人で相手国での登録もしなければならないため、
出生証明書が2通もらえるか聞いたところ、もらうことができました。
(事前に病院に確認しておきましょう。)
出生証明書を夫が病院に取りに来て、夫はそれをスキャンしすぐに翻訳官へメールで送りました。
出生証明書は右側、子供の情報の記載がある部分のみの翻訳で大丈夫でした!
後日翻訳官から翻訳が送られ、翻訳文を大使館へ送付しました。
ちなみ大使館への書類の送付、翻訳官との書類のやり取りは全てメールにて書類を添付する形で行いました。
というのも原本を郵送すると、日本の役所への出生届の期限(14日以内)に間に合わないからです。
事前に翻訳官・大使館と相談しておきました。
両親のパスポートのコピー
生まれる子供の両親のパスポートのコピーを大使館へ送付します。
こちらはカラーでスキャンしたものをメールで送付しました。
手数料を送付する
オランダ大使館から手数料を送付するようにメールで案内されるので、指定の口座へ振り込みます。
オランダの銀行口座です。
合計で35ユーロ支払いました。
(出生届登録料30ユーロ+登録が終わると証明書を郵送してくれるので、その送料5ユーロ)
まとめ
日本在住で子供が生まれたとき、オランダが側へ提出する出生届の方法について解説しました。
出産直前だとバタバタしてしまうので、余裕をもって手続きを進めることをおすすめします!
また出産後、母は体調もメンタルもとても大変なのでぜひ夫と協力して行ってください!